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オーラスアガリトップ、さてどうする?

5

ダントツトップで向かえたオーラス、ピンフドラ1のテンパイが入った。

ダントツトップのオーラス、役あり良形テンパイはダマ聴がセオリーである。
役ありならわざわざリーチで無防備になる必要はないし、
またダマ聴のほうが確実にロン牌を引き出せるからだ。
もし本問が河情報ナシの何切るなら、三筒切りダマ聴が正着である。

では今回も三筒切りダマ聴で良いだろうか。
河を見ると筒子はそう高くはなく、うまい具合に一筒がワンチャンスになっているし、
しかも残り枚数は7枚だからほとんど丸々残っていることになる。
ならばここは三筒を切り、一四筒のダマ聴で待つべきだろうか。

無論、セオリー通りに打つならそうなるだろう。
だが私はそうは打たなかった。
私の選択は二筒切りリーチ、三筒九筒のバッタ待ちに受けたのである。

どうしてわざわざ良形のリャンメンを蹴り、役ありなのにリーチをかけたのか?
それには主に三つの理由があるが、順を追って説明しよう。

第一の理由としては、三筒、九筒にある。
七筒、八筒が場に見え、使いにくくなっているはずの九筒が場に見えていない。
となると、誰かにトイツでもたれているか、山の中に眠っているかだろう。

「配牌時に特定の誰かの13枚に九筒が固まる確率」と、
「配り終わった残りの山の83枚に九筒が固まる確率」とでは、
考えるまでもなく後者のほうが確率的に高いはずだ。
そう考えると、九筒は山に眠っている可能性が高いことが分かる。

だが、上家に国士無双を狙っていた気配が見える。
もしかしたら九筒を一枚くらいは持っているかもしれないから、この点は割り引いて考えよう。

同様に、二筒が自分から三枚見えているのに三筒の姿が見えない。
二筒で壁が出来、実態としては端牌のような三筒を誰も捨てているものがいないのだ。
となると、三筒のほうもトイツで持たれているか、山に眠っているかだが、
九筒の場合と同様の理由により、恐らくこちらも山に眠っているのだろう。

以上の理由により、この三筒、九筒はいずれも山に残っていることが分かるはずだ。
私はこれを狙ってツモアガリ狙いでリーチをかけたのである。

しかし、それなら7枚残っている一四筒だってツモアガリしやすいはずである。
ならばわざわざ不利なバッタ待ちに受けることはないではないか、と君は反論するだろう。
大丈夫、私にはちゃんとアガリ牌を仕留めるカラクリの用意があるのだ。

次は第二の理由、ロン和了を狙うためのロジックを説明しよう。
まず、私はこの九順目にリーチをかけた。
このリーチに何の意味があるのか、他家三人に考えさせるのだ。

一般的にはトップ目オーラス、役あり、良形であればリーチはしないものだ。
ダマ聴のほうがロン牌を狙いやすいし、守備面から考えてもリーチしないほうが望ましいからだ。
それをあえてリーチとくるのはどういう理由があるか。

普通なら役なし、愚形であればリーチはしないはずである。
万が一リーチの喧嘩になったら自信が無いからだ。
同様に、役あり、愚形でもリーチはまずしない。

となると、待ちは良いものの、役が無いためにリーチが必要であった、という理由が思い当たる。
その待ちとしては本命はやはりリャンメンの良形待ち、
あるいは字牌単騎や筋ひっかけという線もありえるだろう。
だが、アガリやすさ、残り枚数の観点から考えると、やはりリャンメン待ちが本命視されるはずである。

となると、このリーチで警戒すべきは通っていない筋、それとオタ風牌、
あとは筋牌だが、この西家にはリーチまでの河に筋ひっかけの細工が為された形跡がないから、
今回は恐らく筋牌はほぼ全通し、わずかに中吊りの六萬を警戒するだけで良いだろう。

私のリーチを受けた他家三人は、恐らくこのように考えるはずである。
そしてこのリーチの本線はリャンメン待ちであるから、
自分から七筒が三枚、四枚見えている人は八筒を勝負してくるはずだ。
八筒が一度通れば八筒は次々と捨てられ、九筒はノーチャンスとなる。

そして「このリーチの本線はリャンメン、ノーチャンスの牌は捨ててしまってよかろう・・・」
となり、このように、他家が放銃しても、その放銃に納得できるだけの理由を
こちらがあらかじめ用意してやればよいのである。

しかし、いくらノーチャンスとはいえ、場に見えておらず、
トイツで持たれている可能性のある九筒を安直に捨ててくれる人が居るだろうか。
ところがそういう人が居るのだ。親である。

では次は第三の理由、親降ろしのロジックを説明しよう。

まずは親の河をごらんいただこう。
ヤオチュー牌が多く捨てられ、不要牌の整理にかなり手間取っている様子である。
この分だと手牌は恐らくリャンシャンテン程度、下手をすればまだバラバラかもしれない。
いずれにせよ、まだ彼にはテンパイは入っていないものと思われる。

こんなときにリーチと来られたらどうするか。
手がまとまっていなければあっさり諦め、降りてしまうのではないだろうか。

このままノーテンで流しても二着は確定だから、
私が彼に突きつけた「君はトップを諦めよう、ここで降りておき給え」
という降伏条件は決して悪くはないはずだ。

ここに私のリーチの狙いがあるのだ。
この効果はダマ聴では決して得られないものなのである。

そして東家がこの条件を承諾し、条件付き降伏となれば流局、晴れて私のトップが確定する。
だが東家がこの条件を呑まず、私に向かってくるとなればどうなるか。

彼は私のリーチをかいくぐって手作りを進めなければならない。
やっと不要牌整理が終わったという段で、リーチを受けながら手作りを進めるのは容易い事ではない。
流局時になるべく親にノーテンでいてもらうためには、リーチで妨害しておくのが最も効果的なのだ。

それに、彼がもし九筒をつかんだら勝負しなければならない。
あるいは端牌同然の三筒をつかんでも勝負しなければならない。
この2牌は非常に使いにくい状況にあるため、彼の手の内では死牌となる可能性が高いはずである。

これは東家だけに限らない。
点棒が無く、なんとしてもアガリにかけたい上家、下家も
三筒、九筒をつかんだら勝負せざるを得ないのだ。
そうでなければ降りるしかなくなってしまう。

以上の事より、この二筒切りリーチはツモ和了狙い、ロン和了狙い、親降ろし、
この全ての要件を満たした一石で三鳥を追う手筋であることがわかるだろう。

このリーチの一手で他家全員を前門の虎、後門の狼に追いやる事ができるのだから、
私にすればここでリーチをかけないというのは考えられないことなのだ。

無論、いつでもこういったリーチをかけることは薦められるものではない。
残り枚数は何枚といった確率論、オーラストップ目はダマ聴という
基本セオリーを無視するわけにはいかないからだ。

だが、いつでも確率的優位に基づいて打牌を決めるというのは平凡なサラリーマン雀士のやることである。
相手の意識の外にあるたった一枚の牌を的確に仕留める事こそが勝負師の条件なのだ。


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トビ寸前にてメンホンイーシャンテン、何を打つ?



トビ寸前となっていたところに起死回生のメンゼン一色役が舞い込んできた。
しかし7順目に上家が五索を振り出してリーチ。
対してこちらも生牌の緑発を重ねイーシャンテンである。
さて、ここでは何を打つべきか?

単純な受け入れ枚数で言えば打三萬か九萬である。
チートイツのテンパイを果たしたときに九萬単騎で待てる可能性のある打三萬がやや優位か。
守備面を鑑みれば仮に当たってもタンヤオの付かない打九萬という手筋もあり得る。

しかし点棒ひもじく四面楚歌、当たればクズ手でもフッ飛んでしまう。
さすれば前進あるのみ攻撃重視で三萬を振り出そう、2、4、6と捨ててあるから3は概ね通るだろう、
こんなアイディアの沸いてきた人は相手の捨て牌を良く見ていない人である。
その三萬、ちょっと待っていただこう。世の中そうは甘くないのである。

確かに一見してこの三萬は通りそうに見える。
二、六、四萬と捨てていて三萬で当たりというのは頻度が低いであろう。
ただしそれはピンフ中心のシュンツ場の場合に限る。

もう一度河の捨て牌をよく見てください。
北家が第一打で東を捨てている。そして親が4順目に東捨て。
南家は一順目に紅中から切り出し、親は三順目に中切り。
親であれば役牌を大事に行かねばならないはずなのに、親からの役牌の出が少し早くないだろうか。

また、親が二順目に一索を切り、南家も二順目に一索切り、北家も三順目に一索切り、
そしてリーチ者の南家は中張牌のバラ切りをしてこちらの手牌はトイツ手模様となれば
この場はトイツ場という判断をすべきである。

東、中、一索といった合わせ打つ牌に七対子の影が伺える。
チートイツという役はとにかく遅い。
誰よりも先に先制テンパイを果たすためには牌効率を至高の命題とせねばならぬ。
となると、残り枚数の少ない牌はトイツの種としては使いにくくなるため、
ある牌が切られると、それと同種の牌が併せ打たれたように次々と出てくるのがトイツ場の特徴なのである。

そう考えるとどうだろう。
六萬のスジで三萬ないし九萬というのは少しも安全保障にならないのではないか。

チートイツは必ず単騎待ちになるため、相当の初心者でない限りはチートイツでリーチを打つ際には
待ちには相当に凝るのが普通である。
少なくとも無筋の脂っこい真ン中牌で待つようなことはあるまい。
むしろスジに引っ掛けて三萬、九萬で待とういうのは十分あり得ると思うのだけどいかがでしょう。

そういうわけで筆者はここで四萬を打った。
エエエッと異論噴出するかもしれないが先に述べたことを思い出していただきたい。
我が社は点棒ひもじく四面楚歌である。
リーチ、チートイツの3200でぶっ飛び終了となってしまうのだ。

となるとここは是が非でも放銃するわけにはいかぬ。
手損には目をつむり凌ぎの意識をもって危険牌を抑え、
リーチを差し返してアガるチャンスを辛抱強く待つべきである。

しかしながらそんなことは分かってるけどどうしてもどうしても三萬を切りたいというアナタ、
牌効率の便宜を考えるとそれも仕方あるまい。三萬を切り給え。

だが三萬には少しも安全保証はなく、むしろ危険牌のひとつであることを十分に認識すること。
危険を承知で三萬を切り出すのと、三萬は概ね通るだろうと思って三萬を切り出すのとでは
同じ三萬切りであってもこれは大変な違いである。

今回後者の意識で三萬を切り出そうと考えた人は要注意。
ラス前のトップ戦線に絡んでいたものの筋ひっかけのチートイドラドラにつかまって満貫放銃、
トップ戦線から離脱してしまいましたということがないように十分注意されたい。
プロフィール

Author:山猫@ニャー
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